TAIWAN TAIPEI
2006年2月に台北へ観光旅行へ行きました。パークを下見してきました。




どうしても海外旅行に行きたくて、強引に会社の同僚でもあるイエローさんを誘って台湾下見ツアーへ。
下見のポイントとして、スケートパークの位置の確認。
それが決まると、パークと繁華街と交通網の関係でもって、次回のホテルを決める時の情報となる。
パークの状態の確認。あと何年もつか?手入れは行き届いているか?
ネット上には様々な情報が氾濫しているのだが、やはり生きた情報を得るには現地現物を確認することが基本。

キャセイパシフィックで名古屋から海外逃亡。
台湾は、欧米人の観光客が少なくて洋食の店が少なく、日本人観光客が多く日本料理屋が多かった。
まぁ簡単にいうと、面白みが無い。リゾートという場所でもない。物価も特に安い訳ではない。
料理は美味しいのだけれど「これだけは押さえておけ」というポイントが無いような感じをうけた。
そして2月は雨季なので、結局一度も太陽を拝めなかった。正直台湾の雨季をナメてました。
東南アジアの雨季ってスコールが基本だと思っていたので、ヤラれました。普通に梅雨みたいな感じでした。
雨季は毎日曇りと雨の連続。滑れない可能性があるので次回の遠征時期は気をつけたいです。

台北市内の極限運動場(エクストリームパーク?)。普通に街中にあるスケートパークです。すべてスケートライト。
ストリートセクションはテクニカルなコース。バートは12フィートから13フィートくらい。
雨の間隙をぬってインバートをしたり、雨が降ってきちゃったけど意地でグラインドをしてみたイエロさん。

お昼からイエロさんとお別れし、一人で昼食・・・吉野家で(もっと冒険しろよ!)
日本には無いメニューもいっぱいありました。日本語&英語が通じず指差しオーダー。片付けはセルフサービス。
冒険のない昼食を食べながら決心しました。
次回の為に、もう1つのスケートパークを探す旅へ出ると!
しかし雨が降らなければ行く必要の無いところだったので下調べもあまり出来ていない状態。
場所は台北市内では無いのでMRTからさらに国鉄(TRA)へ乗換えて行かなければならなかったのです。
MRTの路線図や乗り方はガイドブックに詳しく書いてあったんですが、TRAは乗る人がいないのでしょう。ガイドブックにはぜんぜん書かれていない。
こうなりゃ現地現物で!
切符売場につくと???路線図がない!私は南西方面にある「樹林」というところへ行きたかったんです。
路線図を探し回りましたがありません。普通なら券売機の上とかにあるでしょ。無いんですよ。
無いなら直で券売機で切符買ってやる!
まず「一張 / 二張 / 三張 / 四張」
のボタンが光り、どれかを押すと次に
「自強 / 呂光 / 復興 / 電車 / 普快」
ボタンが光りました。それを押すと更に
「全票 / 孩童 / 老障 / 成人去回 / 孩童去回」
のボタンが光る。ええぃ!こうなりゃ適当にボタンを押すまでだ!!
ボタンを次々とおすと、最後にかなりの数の漢字のボタンの選択。
沢山の漢字は行き先が書いてあるようだ。たくさんの中から目的の「樹林」があってほっとする。
行き先以外に自信があったのは、人数であろう最初のボタン。
改札を通り、駅員に日本語で聞く→わからない。英語で聞いてみる→わからない。あきらかに観光客ゼロ。
切符に書いてある「樹林」の文字を見せると、ホームに上がる数あるエスカレーターのうちの一箇所に案内される。
エスカレーターに乗る私。ちなみに台北の駅は地下にあり、地下4層くらいある。
ホームも駅のコンコースも地下で照明が少なくとにかく暗い!暗すぎる。
「ホームの左側のやつに乗れ!」と、遠くエスカレーターの下の方で叫びながらジェスチャーする駅員。
左側の列車はどうみても近郊列車ではない。機関車がひっぱる客車タイプ。世界の車窓からに出てきそうなクラシカルな雰囲気。
駅員はその客車を指差し、「電車電車!!」と叫ぶ。発音は同じ「でんしゃ」である。
しかし私に言わせればこれは電車ではない。電車とか客車の区別が日本とは違うのか?ホームに出発のベルがなる。
こうなったらいてまえ〜〜〜。飛び乗る。
客車に飛び乗った!列車が動き出した。あれ?ドアが閉まらないぞ。まぁいいや。そのうち閉まるんでしょ。
デッキから車内への扉を開くと空調が効いてる。
中へ歩いていき、座ろう・・・あれ?全車指定なん?指定の切符を買ったつもりもないので、デッキに戻り立って我慢。
例の開いたままのドアの前。
めちゃ怖い。地下を走ってるので列車同士のすれ違いの音がデカイ。ドキドキして写真を撮ってる余裕など無い。
お!1つ駅を通過した。列車が早くて地下で暗くておまけに目も悪いからどこの駅かわからん。
大丈夫か?長距離列車じゃねぇのこれ?っていうかそもそも方向があってるのかどうか。
そうするうちに最初の停車駅についた。その駅を出発してしばらくすると列車は地上に出て「世界の車窓から」みたいな風景に。優雅さは全く無く不安だらけ。
結構なスピードで走り続ける客車。「すごいところまできてしまった」という思いと、4時間後に黄色い人と無事落ち合えるか?携帯電話も今回はレンタルして無い。
そんな私を神は見放さなかった。次の停車駅が運良く目的の駅だったのだ。階段を上がり改札へ。
自動改札機に切符を通すも「ピンポン」がなる!やはり切符の買い方を間違えていた模様。
精算で20円ばかりの不足金を払って私は改札を出た。
タクシー乗り場で目的の公園の漢字のメモを見せると???というそぶり。駅の前で呆然とすること数分。 駅のインフォメーションへで聞くことにする。
日本語の少しできる職員をわざわざ呼んでもらった。それらしい場所があるらしいが確証は持てないとのこと。まぁいい。このまま帰るよりは。
タクシーの運転手に見せらるような簡単な地図を紙切れに書いてもらった。その地図には公園の名前ではなく「〜〜体育館」と書いてあった。
うーむ。体育館に行きたいわけじゃないが、雨だから体育館で運動しておけという意味なんだろうか。
念のためその体育館まで何分かかるか?タクシーでいくらかかるかを日本語のわかる職員に聞いておいた。
「10分から15分くらい。70〜100元」ということを聞き「その程度の距離なら、帰りにタクシーがつかまらなくても歩いて駅まで帰ってこれる!」という確信をもってタクシーへ乗り込んだ。
駅の方角だけを失わないようにタクシーにのってからも方向感覚を研ぎ澄ます。サバイバルって感じです。
タクシーがとまったのはやっぱり「〜〜体育館」。
折角来たんだから・・・と体育館へ近づくと、体育館の向こうには芝生のある公園が。 敷地内にはバスケットコート、そして奥にはクライミングウォールが・・・あっちだ!
近づいていくとコートの向こうにはスケートライトをふんだんに使って作られたストリートセクション、そしてハーフパイプも幅広の12フィート。
隣の敷地にはコンクリでつくられたパークもある。設備の状態、広さ、大きさ。晴れてれば最高のスケートパークであると思われる。

ちなみに下調べをしてきたらこんな苦労せずにスムーズに行けるはず。

客観的に見れば「いい年こいて迷子になってるだけ」なのですが、私はこの経験を一生忘れない。久しぶりに冒険をしたという気分でした。



同行したイエローさんの台湾ツアー日記はこちら。(詳しいです)

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